24時間
WEB予約

小児矯正

小児矯正とは
顎の成長を利用して、
永久歯がきれいに並ぶ土台をつくる治療

小児矯正とは

小児矯正(1期治療)は、成長期のお子様を対象とした矯正治療です。

成人矯正(2期治療)が主に歯の位置を移動させることに焦点を当てるのに対し、小児矯正は顎の骨の成長そのものをコントロールし、永久歯がきれいに並ぶための土台をつくることを目的としています。

小児矯正を行うメリット

お子様の顎の骨は、成長とともに大きくなります。
この成長の力を利用することで、顎の幅を広げたり、上下の顎のバランスを整えたりすることが可能です。
たとえば、顎が小さくて永久歯が並ぶスペースが不足している場合、成長期であれば顎の骨を広げることで、将来的に抜歯をせずに矯正できる可能性が高まります。

成人になってから同じ問題を解決しようとすると、骨格的に顎を広げることが困難なため、永久歯を抜歯してスペースをつくる必要が出てきます。
骨格の問題が重度であれば、外科手術が必要になることもあります。

つまり、小児矯正は「成長期にしかできない治療」であり、適切な時期に介入することで、将来の治療負担を大幅に軽減できる可能性があるのです。

治療開始の目安は6〜10歳頃
※ただし症状によって異なる

小児矯正の開始時期は、お子様の歯並びや顎の状態によって異なりますが、一般的には6〜10歳頃が適しています。
この時期は前歯と6歳臼歯が永久歯に生え変わり、乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」にあたります。

ただし、受け口(反対咬合)の場合は、放置すると下顎の成長が過剰に進んで年齢とともに悪化する傾向があるため、3〜5歳という早い段階から治療を開始することもあります。
出っ歯(上顎前突)の場合は、上顎の成長が活発な6〜8歳頃からの開始が多くなります。

最適な時期は個人差が大きいため、歯並びが気になった時点で早めにご相談いただくことをおすすめします。

小児歯科専門医と
矯正専門医の連携
最適な治療開始時期を逃さない

小児歯科専門医と矯正専門医の連携

小児矯正において「いつ始めるか」は、治療結果を大きく左右する重要な判断です。
小児歯科と矯正歯科が別々の医院にある場合、保護者の方が「そろそろ歯並びが気になる」と思った時点で初めて矯正の相談が始まります。
しかし、その時点では最適なタイミングを過ぎていることも少なくありません。

当院には小児歯科専門医と矯正専門医がともに在籍しており、小児歯科での定期検診のたびに、歯並びや顎の発育を専門的な視点でチェックしています。
少しでも気になる兆候があれば、その場で矯正専門医に相談できる体制です。

「この子の成長パターンだと、いつ頃介入するのがベストか」「今すぐ始めるべきか、もう少し待つべきか」という判断を、2人の専門医が情報を共有しながら行います。

保護者の方が別途矯正歯科を探して受診する必要がなく、虫歯予防の定期検診の延長線上で、矯正の最適なタイミングが自然に見極められます。
また、矯正治療中に虫歯が見つかった場合も、小児歯科専門医が院内ですぐに対応できます。

当院がおすすめする
「インビザライン・ファースト」

当院がおすすめする「インビザライン・ファースト」

顎の拡大と歯の移動を1つの装置
で同時に進められる

当院では、成長期のお子様向けに開発された「インビザライン・ファースト」を積極的におすすめしています。

インビザライン・ファーストは、6〜10歳頃の混合歯列期のお子様を対象としたマウスピース矯正です。
最大の特徴は、顎の幅を広げる「1期治療」の役割と、歯を適切な位置に動かす働きを1つの装置で同時に行えることです。

従来の小児矯正との違い

従来の小児矯正では、まず拡大装置で顎を広げた後、ワイヤー矯正で歯を並べるという2段階のアプローチが一般的でした。

インビザライン・ファーストなら、これを1つの装置で効率的に進められるため、治療期間の短縮とお子様の負担軽減が期待できます。

従来の小児矯正との違い

透明で目立たない。
学校生活への影響が少ない

「矯正装置が目立ってかわいそう」「学校でからかわれないか心配」という声は、小児矯正を検討される保護者の方からよくいただきます。

インビザライン・ファーストは透明なマウスピース型の装置のため、装着していても周囲にほとんど気づかれません。
写真撮影や学校行事でも見た目を気にせず過ごせます。他にも下記のようなメリットがあります。

  • 取り外しができるため、食事は普段通り楽しめる
  • 歯磨きも装置を外して行えるので口腔内を清潔に保ちやすい
  • ワイヤー矯正に比べて痛みや口内の傷つきが少ない
  • 矯正中の虫歯リスクも抑えられる

さらに、治療前に3Dシミュレーションで歯がどのように動いていくかを確認できるため、お子様も保護者の方もゴールを具体的にイメージしながら治療に取り組めます。

インビザライン・ファーストの
注意点

インビザライン・ファーストには適応条件があり、第一大臼歯(6歳臼歯)が生えていること、前歯のうち少なくとも2本が一定以上生えていることなどが必要です。すべてのお子様に適応できるわけではないため、精密検査のうえで最適な治療法をご提案します。

インビザライン・ファースト
以外の装置と、それぞれの役割

お子様の症状や年齢によっては、インビザライン・ファースト以外の装置が適している場合もあります。
当院では、お子様一人ひとりの状態に合わせて最適な装置を選択します。

床矯正装置・拡大装置

顎の幅を広げるための取り外し式の装置です。
上顎や下顎の内側に装着し、中央のネジを定期的に回すことで徐々に顎を拡大します。
主に家にいる時間と就寝時に装着するため、学校での使用は不要です。

床矯正装置・拡大装置

顎の幅を
広げる

ヘッドギア・チンキャップ

顎の成長そのものをコントロールするための装置で、主に就寝時に使用します。
ヘッドギアは上顎の成長を抑制したり奥歯を後方に移動させたりする際に、チンキャップは下顎の過剰な成長を抑制する際に用います。

ヘッドギア・チンキャップ

顎の成長を
コントロール

機能的矯正装置(プレオルソなど)

筋肉や舌の動きを利用して顎の位置関係を改善する装置です。
口呼吸から鼻呼吸への改善、舌の正しい位置への誘導、口腔周囲筋のバランス調整を通じて、歯並びが悪くなる根本的な原因にアプローチします。
柔らかいシリコン素材でできており、日中1〜2時間程度と就寝時の装着で効果が期待できます。

機能的矯正装置(プレオルソなど)

顎の
位置関係を
改善

1期治療の流れと、2期治療への
移行について

  1. 初診相談と精密検査

    まずはお子様の歯並びや顎の状態を診察し、矯正治療の必要性や適切な開始時期について大まかにご説明します。

    治療をご希望の場合は、口腔内写真、レントゲン撮影(パノラマ・セファロ)、歯型の採取などの精密検査を行い、お子様の骨格や歯並びを詳細に分析したうえで、具体的な治療計画をご提案します。

    初診相談と精密検査
  2. 1期治療の実施

    治療計画にご同意いただけたら、1期治療を開始します。使用する装置はお子様の症状によって異なりますが、多くの場合、取り外し式の装置から始めます。

    装置の調整と経過観察のため、1〜2ヶ月に1回程度の通院が必要です。
    来院時には、装置の機能確認、歯や顎の変化のチェック、虫歯予防のケアも同時に行います。
    1期治療の期間は症状や目標によって異なりますが、一般的に1〜3年程度です。

    1期治療の実施
  3. 経過観察と2期治療への移行

    1期治療が終了したら、すべての永久歯が生え揃うまで3〜6ヶ月ごとの定期検診で経過を見守ります。
    永久歯が生え揃った段階(通常12〜13歳頃)で歯並びと噛み合わせを最終評価し、2期治療(本格矯正)の必要性を判断します。

    1期治療で顎の土台が整っているため、2期治療が必要な場合でも治療期間が短縮されたり、内容が簡素化されたりするケースが多くあります。
    症状が軽度の場合や、1期治療の結果が十分であれば、2期治療が不要になることもあります。

    2期治療が必要な場合も、当院の矯正専門医が継続して担当するため、新たに矯正歯科を探す必要はありません。

    2期治療への移行

よくある質問

小児矯正は何歳から始めるべき
ですか?
一般的には6〜10歳頃が適していますが、症状によって異なります。
受け口の場合は3〜5歳から、出っ歯の場合は6〜8歳頃からの開始が多くなります。
当院では小児歯科専門医と矯正専門医が連携してお子様の成長段階を評価し、最適な時期をご提案します。
治療を急ぐ必要がない場合は、適切な時期まで経過観察を行います。
小児矯正をすれば、将来の本格
矯正は不要になりますか?
すべてのケースで2期治療が不要になるわけではありませんが、1期治療で顎の土台を整えることで、2期治療の期間が短縮されたり、抜歯や外科手術のリスクを減らしたりできます。
症状が軽度の場合や1期治療の結果が良好な場合には、2期治療が不要になることもあります。
装置は1日何時間くらい
使いますか?
装置の種類によって異なります。
取り外し式の床矯正装置や拡大装置の場合は1日12〜14時間程度、主に放課後から就寝時にかけて装着します。学校に持っていく必要はありません。
インビザライン・ファーストの場合は、1日20〜22時間の装着が推奨されますが、食事と歯磨きの際は取り外せます。
矯正治療中に虫歯ができたら
どうなりますか?
当院には小児歯科専門医も在籍しているため、矯正治療中に虫歯が見つかった場合も院内で治療を完結できます。
一般的な矯正専門の歯科医院では虫歯治療を行えず別の医院を受診する必要がありますが、当院ではその必要がありません。
定期的な来院時には虫歯のチェックやフッ素塗布も行い、矯正治療と予防を並行して進めます。
費用はどのくらいかかりますか?
小児矯正は自費診療です。
費用は症状や使用する装置によって異なりますが、1期治療で30万〜50万円程度が目安です。
この中に精密検査、診断、装置の製作、調整料などが含まれます。
2期治療が必要になった場合は別途費用がかかりますが、1期治療を受けていることで費用が軽減されることもあります。
初診相談時に詳細な見積もりをお伝えします。